あの日から１年…

今日で、あの震災からちょうど１年が経ちました。

津波被害があった沿岸地域はまだ深い傷跡が残り復興の兆しはベールの先という状態ですが、駅前周辺の市街地では以前よりも人通りが増して活気が戻ってきていますし、丘陵の住宅地でも昨年の暮れからやっと道路や宅地の修復が始まり、少しずつ復興に向けて歩みを進めているところです。

実は今日、街で「花の苗」を頂きました。

去年津波の被害にあった岩沼市の玉浦地区で花の苗を栽培している農家の方が、
「津波でやられましたが、ここまで花苗を咲かせられるようになりました。」と、
記念に無料進呈していたのです。

頂いた花の苗は２つ。
　・プリムラ（西洋サクラソウ）の花言葉は「無言の愛」
　・スイートアリッサム（匂いナズナ）は「飛躍」

厳しい冬が明けると同時に見事な花を咲かせてくれるプリムラは、さほど手入れもいらず毎年必ず花を咲かせる屈強な花。
その鮮やかな色合いは、被災後のツラく悲しい日々を無言の愛で包んでくれるでしょう。
また旺盛な生育で地面を覆い尽くすように咲き進むスイートアリッサムは、どんな困難をもモノともせず前に進んで欲しいという飛躍への願いが込められている気がしました。

これから毎年、玄関先でこの花を見るたびにあの日を思い返す事でしょう。

昨年の震災で被害に合われた全ての皆さんのご苦労が報われますように…。